2012年活動報告

●34回 ユニセフハンド・イン・ハンド募金

第34回ユニセフハンド・イン・ハンド募金
<ワクチンで、守ろう小さな命>

今年も年末恒例の募金活動「ユニセフハンド・イン・ハンド」を、12の会場で高校生を中心に約300人の参加者で行いました。

今回は12月2日に実行委員会を開き、高校生、大学生による各会場のリーダーを決め、当日は参加者への挨拶や募金の趣旨の説明をしてもらいました。
また、実行委員は12月2日に担当会場の用具の準備をしたあと、事務局前で1時間ほど募金活動も行いました。

日時:2012年12月15日(土)
(前半)14:00?15:00 (後半)15:00?16:00

場所:上通り、下通り、鶴屋百貨店前、サンロード新市街、交通センター、県民百貨店前、
    ゆめタウンはません、ゆめタウン光の森、イオンモール熊本クレア、ほか



● ユニセフセミナー開催

熊本県ユニセフ協会設立20周年記念事業のひとつで、「ユニセフセミナー」が開催されました。
講師にユニセフ東京事務所の平林国彦代表を迎え、
「あなたが世界の子どもたちにできること」
と題して、高校生、大学生など82人の参加者が講演をお聴きしました。

日時:2012年11月25日(日)10:00〜15:00
会場:熊本大学工学部百周年記念館
  熊本市中央区黒髪2丁目39?1(黒髪南地区キャンパス)
講師:平林国彦氏(ユニセフ東京事務所代表)

内容:
午前の部
 ・講話 谷口功 熊本県ユニセフ協会会長(熊本大学学長)
 「世界が輝く新しい時代に向けて」

 ・基調講演 平林国彦氏
 「あなたが世界の子どもたちにできること」
 〜人生・世界を変える7つの能力〜

午後の部
 ・ワークショップ
紛争や貧困による困難な状況下にある子どもたちのために、私たちが持っている7つの能力(志、貫、潔、寛、和、仁、智)
を使って何ができるか、5グループに分かれて話合い、全体で発表しました。
平林氏や谷口学長からも発表のたびに、あたたかいコメントを頂きました。


          谷口功会長の講話

            平林国彦氏の講演

      平林国彦ユニセフ東京事務所代表

               質疑応答

       グループに分かれてワークショップ

          各グループからの発表



●第20回「アフリカの子どもの日」in Kumamotoが開催されました

熊本県ユニセフ協会が設立とともに始めた「アフリカの子どもの日」in Kumamotoも今年で20回目を迎えました。
アフリカ諸国から日本各地に留学している若者を迎え、さまざまな問題やお互いの文化について、熊本の若者たちと共に考え
、共に学び、よりよい地球市民を目指したいと考え企画しました。

今年は68人のアフリカの若者を迎え、3日間で中学、高校、大学、一般の方など延べ1300人の参加がありました。
また、夜はホストファミリー30家族のご家庭でホームステイをして頂きました。

期日:2012年7月6日(金)、7日(土)、8日(日)

会場:
くまもと県民交流館パレア(メイン会場)
水俣市立水俣病資料館、熊本大学、熊本城、西部ガスクッキング教室

<内容>
7月6日(金)

・知事表敬
・水俣グループ 参加者:23人
 セネガル大使とともに水俣見学「世界の環境問題」

・熊本市内グループ
 伝統工芸館、熊本城見学
 熊本城数寄屋丸にて東阿部流のお煎茶体験
 サッカー親善試合 (藤園中学校運動場) 参加者:200人
 試合を前に、藤園中学校体育館で生徒会企画の歓迎会と交流会が開かれました。



サッカー親善試合の開始式


試合終了

大使からホストファミリーへの挨拶


7月7日(土)
午前 参加者:86人

・熊本大学訪問、谷口学長講話 

午後(県民交流館パレアホール)参加者:250人

・オープニング 
・基調講演:「ミレニアム開発目標とアフリカの未来」
 講師:ブーナ・セム・ディウフ特命全権大使(セネガル共和国)

・パネルディスカッション
 コーディネーター:澤 良世氏(元ユニセフ東京事務所広報官)
 パネリスト:
 徳永瑞子氏(上智大学教授、アフリカ友の会代表)
 砂野幸稔氏(熊本県立大学教授)
 カンベンガ・マリールイズ氏(ルワンダの教育を考える会代表)
 ンダギジマナ・ジャスティン氏(熊本大学大学院生、ルワンダ出身)



パネルディスカッション



・交流会 (ホテルキャッスル) 参加者:370人


交流会は狩野秀鵬氏の仕舞で始まりました

ブーナ・セム・ディウフ特命全権大使の挨拶

講師、来賓の紹介

会場には、願いごとを書いた七夕も飾られました

ホストファミリーと参加者の国の紹介

マリスト学園茶道部による茶席

全員集合!

最後には、全員で日本の踊りとアフリカの踊り

・交流会(ホテルキャッスル)


7月8日(日)(県民交流館パレア)参加者:350人

午前

・分科会 
1)アフリカにおける国作り:セネガルの場合・・・ブーナ・セム・ディウフ大使
2)アフリカから学ぶこと・・・和崎春日氏(中部大学教授)
3)アフリカ・日本:子どもの命の重さ・・・徳永瑞子氏(上智大学教授)
4)日本におけるアフリカ報道と現実・・・大津司郎氏(フリージャーナリスト)
5)教育ー学ぶ喜び、知る喜び・・・カンベンガ・マリールイズ氏(ルワンダの教育を考える会理事長)
6)持続可能な開発・・・井芹道一氏(熊本日日新聞社文化生活部長)
7)アフリカの音楽・・・村本大氏(熊本ジェンベクラブ代表)
8)アフリカ料理に挑戦・・・戸次元子氏(管理栄養士)
9)アフリカ・日本・子どもサミット・・・慶田勝彦氏(熊本大学教授)

昼食「日本とアフリカの料理を楽しむ」

午後
・ルワンダとの交信(ライブ)
 ホールのスクリーン上に写されたルワンダの小学生たちと、スカイプで交信。
・分科会報告、質疑応答、全体まとめ



ルワンダとのスカイプ交信

分科会報告

フロアーからの質疑





● アフリカ映画祭終わる


<第20回「アフリカの子どもの日」in Kumamoto>の一環として3回にわたり開催しました。
会場:熊本市現代美術館アートロフト
入場料:無料

●第1弾 4月14日(土)13:30〜
 「インビクタス 負けざる者たち」
ラグビーのワールドカップで国の恥とまで言われた南アフリカチームを、初出場、初優勝へと導いたネルソン・マンデラ大統領の不屈の精神を描く、真実の物語。
入場者:50人

●第2弾 5月19日(土)13:30〜
 「ホテル ルワンダ」
1994年〜ルワンダ「愛する家族を守りたい」ただ1つの強い思いが、1200人の命を救った真実の物語。
入場者:70人

●第3弾 6月9日(土)13:30〜
 「ベンダ・ビリリ!」
カンヌ映画祭オープニング作品
まだ世界は捨てたもんじゃない!コンゴのどん底から世界No.1バンドへ!
路上の音楽集団とストリートの子どもたちの5年に渡る勇気と希望の物語。
入場者:70人



●「アフリカの子どもの日」実行員会が開催されました


第20回「アフリカの子どもの日」in Kumamotoの開催にあたり、その準備のために高校生、大学生の
皆さんと5回にわたり実行委員会形式で企画を練りました。

第1回 4月14日(土)15:30〜17:00
第2回 5月19日(土)15:30〜17:00
第3回 5月26日(土)14:00〜17:00
第4回 6月9日(土)15:30〜17:00
第5回 6月23日(土)14:00〜17:00

会場:熊本市現代美術館アートロフト




●「熊本県ユニセフ協会設立20周年記念講演会」


日時:2012年4月24日(火)13:30〜16:30
会場:市民会館崇城大学ホール

高須幸雄 前国連大使を迎えて「熊本県ユニセフ協会設立20周年記念講演会」を開催しました。
最初に、日本でのユニセフの歩みと熊本県ユニセフ協会20年の歩みをスクリーンで観ていただきました。
式典は、谷口功熊本県ユニセフ協会会長の挨拶で始まり、日本ユニセフ協会から東郷良尚副会長のご挨拶を頂き、
蒲島郁夫熊本県知事、西島喜義熊本市副市長の祝辞を頂きました。
次に、基調講演、パネルディスカッションと続きました。

・基調講演:「人間の安全保障」:命、生活、尊厳を守るということ
 講師:前国連大使 高須幸雄氏

・パネルディスカッション
 コーディネーター:谷口 功氏(熊本県ユニセフ協会会長 熊本大学学長)
 パネリスト:
  高須幸雄氏
  カンベンガ・マリールイズ氏(「ルワンダの教育を考える会」理事長)
  井芹道一氏(熊本日日新聞社 文化生活部長兼論説委員)
  城音寺美貴さん(熊本大学法学部3年)
  佐藤素安くん(真和高校3年)

県下7高校から約1450人の高校生と150人の一般の方の参加がありました。
最後は30分の時間が足りないほど多くの高校生との質疑応答があり、アンケートにもたくさんの感想が寄せられていました。



●アースウイーク・パネル展

期日:2012年4月21日(土)、22日(日)
場所:熊本市サンロード新市街

今年もアースウィークのパネル展に参加し、ユニセフカードの頒布も行いました。
また、最終日はクイズラリーもあり、ユニセフからは「子どもの権利条約」の4つの柱を考えるクイズを提供しました。
親子で一生懸命考えている姿が、ほほえましいことでした。


●「花の薪能」

ユニセフ協賛「花の薪能」
主催:喜多流喜秀会
日時:2012年4月6日午後5:30より
場所:健軍神社境内

狂言「佐渡狐」と、シテ狩野了一氏による能「俊成忠度」が、揺れる炎と満開の桜の前で奉納されました。
チケットの売上げから多額のご寄付を熊本県ユニセフ協会に頂きました。




●第10回「ユニセフ協力活動発表会」

日時:2012年3月17日(土)14:00〜16:30
場所:熊本県立美術館分館 2階AV室 
プログラム:
・東日本大震災現地視察報告
 運営委員 竹屋純子

・パネルディスカッション
 「クールな活動ユニセフ」〜すてきなユニセフ活動〜
 パネリスト:城音寺さん(大学生)、菅さん(高校生)、佐藤くん(高校生)、豊田さん(高校生)
 内尾さん(高校生)の司会で、この一年間ユニセフ活動に関わって思ったこと、これからの関わりなどを話し合ってもらいました。

・講演「第20回『アフリカの子どもの日』に向けてー考え続けること、学び続けること」
 講師:澤 良世 氏(元ユニセフ東京事務所広報官)

高校生、大学生など50人の参加者がありました。



●「3.11ユニセフ東日本大震災報告写真展」


国内報道各社25社と21人の著名写真家のご協力により実現した報告写真展です。
震災で亡くなったそれぞれの大切な命と,被災を乗り越えて生きる子どもたちの姿、そして復興への希望を感じさせられる写真の数々でした。
期間中の来場者は2000人を越えました。

期日:2012年3月13日(火)〜18日(日)
会場:熊本県立美術館分館2階
主催:公益財団法人日本ユニセフ協会  熊本県ユニセフ協会

期間中14:00〜15:00に、2階AV室にて「東日本大震災に心をよせて」各方面から支援活動に携わった方々に思いを語っていただくとともに、
人としての助け合い、つながり合いについてみんなで考えました。

・3月13日(火)
 「東日本大震災被災地における農業関連被害に対する熊本県の支援について」
  熊本県農業技術課 深田正博氏

・3月15日(木)
 「東日本大震災被災地に行って」
  熊本県環境生活部廃棄物対策課 福島主任技師

 「日本ユニセフ協会による支援活動を視察して」
  熊本県ユニセフ協会運営委員 廣永俊一氏

・3月16日(金)
 「3.11を通して思ったこと」
  元ユニセフ東京事務所広報官 澤良世氏

・3月17日(土)
 「日本ユニセフ協会の支援活動について」
  熊本県ユニセフ協会運営委員 竹屋純子氏

・3月18日(日)
 「熊本赤十字病院からの支援活動について」
  熊本赤十字病院 腎センター係長 竹下美子氏
 



● 年次総会と講演会

日時:2012年2月24日(金)
   午後1:30〜2:30 総会
     2:30〜4:00 講演会

場所:熊本市現代美術館アートロフト

講演:「国際協力の過去、現在、未来」
講師:西野 桂子氏(元国連ユニセフ職員)

講演会では、国際協力の最前線で活躍されて来た西野氏のお話を通して、

これからの日本の進むべき道や、私たちの生き方を考えました。90人の参加者でした。

また、午後4:30〜6:00には、同じ会場で、高校生、大学生のためにお話をしていただきました。

国際的な支援活動を仕事とするためにはどのような勉強や資格が必要か、など熱心な質疑応答がありました。

参加者は30人でした。




● 第11回カレンダー募金

東京・伊東屋のご好意により提供されたカレンダーを格安で販売し、その益金をユニセフ募金にするものですが、
4日、5日とも大変な寒さの中、高校生を中心に延べ72人の参加で行いました。

日時:2012年2月4日(土)、5日(日)13:00〜16:00
場所:熊本市上通り「びぷれす広場前」、下通り「新穂仏具店前」