2016年の活動報告
第38回ユニセフハンド・イン・ハンド募金
世界の子どもたちの幸せと明るい未来を実現させるため、市民ひとりひとりがボランティアとして参加する身近な国際協力活動で、
1979年の「国際児童年」に始まり、今年で38回目を迎えます。
今年は「栄養不良から小さな命を守ろう」をテーマに、
熊本市街地ほか近郊のショッピングセンターなど12か所で街頭募金活動を行いました。
2日間で、小、中、高校生や一般の方延べ460人の参加で、師走の街に募金を呼びかけました。
日時:2016年12月10日(土)、11日(日)14:00~16:00
場所:現代美術館エスカレーター前、鶴屋百貨店前、下通り、熊本駅前、イオンモール熊本
ゆめタウンはません、ゆめタウン光の森、ゆめタウン大江、ゆめタウン八代 ほか
ユニセフセミナー2016
「ネット社会で安心して生きていくためには」~子どもの権利条約とスマホ世代~
ジュニアセミナーからスタートしたユニセフセミナーですが、今年で17回目を迎えました。
今回は、現代社会になくてはならないインターネット、特にスマートフォンにかかわる様々な問題をとりあげ、
子どもたちがネット社会の闇から自分たち自身をどのように守っていくか、ユニセフの活動指針である
「子どもの権利条約」を通して皆で考えてみました。
参加者は、中学1校、高校7校から25人の生徒、一般の方も合わせ80人の参加がありました。
日時: 2016年10月16日(日)9:30~15:30
場所: くまもと県民交流館パレア9F 会議室1
日程: 9:30 開会
ユニセフDVD 「ユニセフと地球のともだち」
谷口 功 会長挨拶
講演 「世界の子どもたちと子どもの権利条約」
佐々木 佑 氏 (UNICEF東京事務所コミュニケーション担当官)
講演 「スマホ時代の中高校生と一緒に考えたいこと」
竹内和雄 氏 (兵庫県立大学 環境人間学部 准教授)
(12:00~12:40 昼食)
12:40 ワークショップ(竹内先生の講演をテーマに)
15:30 閉会
主催: 熊本県ユニセフ協会
共催: 子どもの命と権利を守る活動推進協議会
参加対象:中学生、高校生、大学生、一般
第24回「アフリカの子どもの日」in Kumamoto
日時: 2016年7月8日(金)~10日(日)
場所: 熊本県伝統工芸館 くまもと県民交流館パレア ほか
今年の「アフリカの子どもの日」は、準備を始めた段階で熊本地震が起こり、はたして開催できるだろうかと、危ぶまれましたが、
学校、講師の先生方、毎年協力してくださる皆様方のおかげで無事開催でき、成功の内に終えることができました。
会場の変更や、9つの分科会も3か所に分かれ、参加者には大変不自由をおかけしました。
結果的には例年とあまり変わりなく、アフリカ諸国からの留学生とその家族20カ国、74人、それに熊本の高校生、大学生、
一般の方など、3日間で述べ1000人を超す参加がありました。
8日(金) ・ウガンダ共和国大使と共に水俣訪問
・熊本の子どもたちとアフリカの留学生との交流サッカー
15:45より 大江小学校にて
あいにくの雨で、体育館での交流試合となりました。
9日(土)
10:00 「世界の地震をはじめとする緊急支援を経験して―そして熊本は・・・」
会場: 熊本県伝統工芸館
講師: 岩佐礼子氏(元ユニセフ緊急援助計画官)
120人の参加者でした
14:00~16:30 分科会
会場: 熊本伝統工芸館、熊本現代美術館アートロフト、ほか
分科会1)水俣病60年と熊本地震~持続可能な発展~ 井芹道一氏
会場:クラーク記念国際高校
2)アフリカの不思議な医者~ウィッチドクター~ 岩佐礼子氏
会場:クラーク記念国際高校
3)ジャーナリストが見たアフリカ~これから~ 大津司郎氏
会場:クラーク記念国際高校
4)東アフリカのスワヒリ語を勉強してみよう 木村映子氏
会場:熊日RKKびぷれすスタジオ 会議室
5)アラブの春から5年 高倍宣義氏
会場:熊日RKKびぷれすスタジオ パーティールーム
6)アフリカ料理に挑戦! 戸次元子氏
会場:熊日RKKびぷれすスタジオ クッキングスタジオ
7)アフリカの音楽を楽しもう! 村本 大氏
会場:熊本市現代美術館 アートロフト
8)アフリカの日々を通して~未来へ~ 和崎春日氏
会場:熊本県伝統工芸館2F 会議室
9)アフリカの子どもたちの生活を体験しよう!
会場:熊本県伝統工芸館地下 会議室
17:00~19:30 交流会
会場: 壱の倉庫
10日(日) 会場:くまもと県民交流館パレア(鶴屋百貨店新館10階)
9:00 開始式 必由館高校の和太鼓演奏で始まりました
9:40 基調講演
「アフリカの真珠:昨日、今日、明日」
講師:ベティ・グレース・アケチーオクロ駐日ウガンダ共和国大使
10:30 パネルディスカッション
「国造りは選挙から~アフリカを例として~」
コーディネーター:澤 良世氏
パネリスト:ベティ・グレース・アケチーオクロ大使
イマシムエ・サムエル氏(ルワンダ大使館職員)
キャサリン・カリウキさん(東京大学 ケニア出身)
内尾晶子さん(九州大学)
坂口愛実さん(ルーテル学院高校3年)
今年から始まる18歳からの選挙権。
アフリカの国々の選挙の実情はどうか、日本の若者の選挙に対する思いなどを述べてもらいました。
シエラレオネの選挙による国造りを研究してこられた澤良世氏に、コーディネーターをしていただきました。
12:00 昼食
13:00 分科会報告
14:30~16:30 全大会 ~私たちがつくる未来~
<第24回「アフリカの子どもの日」in Kumamoto 実行委員会>
このイベントを開催するにあたり、生徒たちと一緒に実行委員会で準備を重ねました。
第1回実行委員会 5月21日(土)14:00~16:00 会場:熊本市現代美術館アートロフト
第2回実行委員会 6月11日(土)14:00~16:00 会場:熊本市現代美術館アートロフト
第3回実行委員会 6月25日(土)14:00~16:00 会場:熊本市現代美術館アートロフト
第4回実行委員会 7月2日(土)14:00~16:00 会場:熊本市現代美術館アートロフト
熊本地震による被災へのご支援ありがとうございます!
2016年4月14、16日に起こった熊本地震。
桜の花も終わり、若葉が萌えはじめる春の一番いい時期でした。
このひと月半が夢のように過ぎ、今は木々の緑も濃くなり汗ばむ季節になりました。
この間、全国からたくさんの暖かいお見舞い、励まし、ご支援をいただきましたことに、心より感謝申し上げます。
(2016年5月)
簡単なご報告ですが、写真でお届けいたします。
●ルワンダの難民キャンプから幸運にも福島に移住して20年後、2011年の東日本大震災を経験されたマリールイズさんが
6月7日大津小学校を訪問。子どもたちに「生きること」の大切さをご自分の体験から語ってくれました。
●6月11日には、サッカー日本代表のキャプテン、長谷部誠選手が、被災地の小学校、中学校を訪れました。
各学校では生徒たちとサッカーで交流し、生徒たちは大好きな長谷部選手から元気をたくさんもらえたようです。
長谷部選手はユニセフサポーターとして、東日本大震災の被災地へも継続的に支援をされています。
「花の薪能」
日時:2016年4月6日
場所:熊本市東区健軍町
健軍神社境内
喜多流能楽団体の喜秀会(狩野琇鵬理事長)による、ユニセフ協賛のチャリティー薪能が奉納されました。
桜の花の舞い散る中、狂言「萩大名」に続き、シテ狩野了一氏による能「春日龍神」が上演されました。
今年もまた喜秀会から、熊本県ユニセフ協会の活動のために多額のご寄付をいただきました。
「第14回ユニセフ協力活動発表会」と「岩佐礼子氏講演会」
日時:2016年3月12日(土)14:00~16:15
場所:熊本市現代美術館アートロフト
<講演会> 14:00~15:15
「災害に学び、災害を生き抜く」
~東日本大震災とユニセフ緊急人道支援をふりかえって~
講師:岩佐礼子氏
(大分県佐伯市出身。スイスのジュネーブ大学大学院開発研究所修士課程を卒業後、約15年間ユニセフにおいて緊急人道支援に携わる。
現在、東京大学大学院新領域創成科学研究科客員共同研究員)
岩佐氏が携わったスマトラ沖地震や東日本大震災での緊急人道支援では、子どもに対する心理的、社会的ケアが必要だった。
また、東北では昔からの自治組織や地域の結束力が災害時にとても機能したとのことです。
その結束力は、子ども時代の遊びから(山学校)育まれていくようです。
<ユニセフ協力活動発表会> 15:15~16:15
熊本県ユニセフ協会の1年間の活動をスライドを通して振り返りながら、ユニセフ活動にかかわった生徒たちの発表と意見交換を行いました。
熊本大学4年佐藤光さんの司会で、信愛女学院高校3年小田さん、千原台高校3年加藤さん、また、フロアーから参加高校生全員に意見を述べていただきました。
これから初めてボランティア活動をする予定の1年生も、熱心に先輩の話を聞いていました。
谷口会長、岩佐氏からも、生徒たちがこれから目標へ向かって進むことへの励ましやアドバイスをいただきました。
高校生、一般の方など50人の参加がありました。
あれから5年・・・子どもたちは今
「子どもたちの3.11 ユニセフ東日本大震災報告写真展」
5年前に起こった未曾有の大震災を忘れることなく、また復興に向かって歩む被災地の方々を支援するために、
今年もこの写真展を開催いたしました。
今回は熊本県との共催で、県庁新館ロービーをお借りして開催し、毎日たくさんの方に見ていただくことができました。
被災地支援のためにと、来場の皆様から多くの募金も寄せられました。
また、期間中、在熊の合唱団3団体が県庁のお昼休み時に、コーラスで被災地支援をしてくださいました。
日時:2016年3月9日(水)~18日(金)9:00~17:00
場所:熊本県庁 新館ロビー
熊本市中央区水前寺6丁目18番1号
オープニング
3月9日(水)12:30~13:00 写真展会場にて
オープニング式典
講演会
3月9日(水)13:30~ 県庁新館8階職員研修室にて
「あれから5年・・・福島の今」
講師:福島県ユニセフ協会事務局長 佐藤一夫氏
原発事故の被害を受け、不自由な生活を強いられている福島の子どもたちの保養に取り組んでいる現状を伺いました。
また、5年経ち被災者の立場も多様化しており、それに対する正しい理解も大きな支援になるとのことでした。
57人の参加がありました。
写真展会場、県庁新館ロビーでは、在熊の合唱団が、コーラスで被災地を支援しました。
●3月9日(水)12:50~13:00 「コールいずみ」
●3月11日(金)12:30~12:50 「熊本メールハーモニー」
●3月17日(木)12:30~12:50 「デメーテル」
年次総会と講演会
日時:2016年2月24日(水)13:30~16:00
場所:熊本市現代美術館 アートロフト
<総会>13:30~14:30
谷口会長を議長として各議案が審議され、理事、会員の皆様の承認をいただきました。
昨年一年間の活動は、パワーポイントを使って報告されました。
また、審議に先立ち、毎年多額のご寄付をいただいている狩野琇鵬氏へ、感謝状の贈呈を行いました。
<講演会> 14:30~16:00
「私のタンザニア30年―東アフリカを共に学び考えよう」
講師:木村映子氏(スワヒリ文学研究者)
30年にわたりタンザニアで暮し、ティンガティンガの画家たちを陰ながら支えてこられたスワヒリ文学研究者木村映子氏のお話を、楽しく拝聴しました。
日本人にとってスワヒリ語は覚えやすい言語とのこと。また、日本はアフリカに暮す人々から学ぶべきこともたくさんあるようです。
参加者は80人でした。
第15回カレンダー募金とインド女子教育支援募金
東京銀座・伊東屋さんから提供されたカレンダーを格安で販売し、その収益を全額ユニセフ募金にするものです。
合わせて、熊本県ユニセフ協会が現在力を入れているインド女子教育支援募金も行いました。
寒さの厳しい中、高校生12人、先生、運営委員など30人の参加で行いました。
日時:2016年2月7日(日)13:00~16:00
場所:熊本市下通りZARA前、角マック前
子どもの命と権利を守る活動推進協議会シンポジウム
「ネット社会の闇に立ち向かえる子どもたちをどう育てるか」
日時:2016年2月4日(木)13:30~16:15
場所:くまもと県民交流館パレア10F
現在、子どもたちの間では、スマホを持っていて巻き込まれるトラブルや犯罪が多発しています。
基調講演では、このスマホ時代に対応するため、大人が知っておくべきこと、
について「子どもとネット問題」に詳しい竹内先生からお話をお聞きしました。
パネルディスカッションでは、実際起きている犯罪やトラブルについて、
またそれに対応するための保護者の立場や学校現場からのお話をお聞きしました。
学校、PTA、その他各方面からの参加者270人でした。
内容:
・基調講演 「スマホ時代の大人が知っておきたいこと」
講師:竹内和雄氏(兵庫県立大学 環境人間学部准教授)
・パネルディスカッション
コーディネーター:吉村郁也氏 (熊本県政策参与)
パネリスト:竹内和雄氏 (兵庫県立大学 環境人間学部准教授)
田崎龍児氏 (肥後っ子サポートセンター長)
中村慶治氏 (熊本県PTA連合会会長)
田中慎一朗氏 (熊本市立三和中学校教諭)
・大会宣言