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活動報告2017年度

2017年活動報告

熊本県ユニセフ協会設立25周年記念講演会

熊本県ユニセフ協会は、1992年7月の設立以来25周年を迎えました。

これを記念して、国連「子どもの権利委員会」委員の大谷美紀子氏をお迎えし、講演会を開催しました。
人が生きていくためのことを柱とする人権文化について、また、多様性を認め合う国連の平和の文化について、お話を拝聴しました。
平和は教育を通して、ひとりひとりの変革から、また子どもたち自身の参加から始まることもお話されました。
ユニセフも「子どもの権利条約」を基本に置き、世界の子どもたちのために活動を続けています。

講演会に引き続き、人権について教育活動をされている方々をパネリストに迎えて、
「自分が存在していること自体が、宝である」、歴史を知る「記憶の文化」などについてお話をしていただきました。
県下12の高校、1中学校から1,700人、来賓や一般の方100人の参加があり、最後は高校生との活発な質疑応答がありました。

行政から蒲島県知事、宮尾県教育長、日本ユニセフ協会から早水専務理事はじめ、
これまで県協会を支えて下さった方々のご臨席がありました。

日時: 2017年12月7日(木)14:00~16:30

会場: 熊本県立劇場コンサートホール

・DVD「25年の歩み」の上映

・基調講演 ジュネーブから見た世界の子どもの権利 ~平和の文化を育むために~

    講師: 大谷美紀子 氏 (国連「子どもの権利委員会」委員 弁護士)

・パネルディスカッション

パネリスト:
 永遠瑠マリールイズ 氏 (NPO法人ルワンダの教育を考える会理事長)

 石岡史子 氏 (NPO法人ホロコースト教育資料センター代表)

 大谷美紀子 氏 (国連「子どもの権利委員会」委員 弁護士)

コーディネーター:
 谷口 功 熊本県ユニセフ協会会長 (前 熊本大学学長)

前日12月6日には、これまで県協会を支援し、また協力していただいた方々と共に祝賀会を行いました。

第39回ユニセフハンド・イン・ハンド募金

世界の子どもたちの幸せと明るい未来を実現させるため、市民ひとりひとりがボランティアとして参加する身近な国際協力です。
熊本県ユニセフ協会では、今年は下記の日程で街頭募金を実施しました。
高校生、中学生を中心に、延べ約300人の参加者が師走の街にユニセフ募金を呼びかけました。

日時:2017年12月9日(土)、10日(日)
   14:00~16:00 (前半14:00~15:00 後半15:00~16:00)

場所:熊本市下通り、鶴屋百貨店前、びぷれす熊日会館エスカレーター前、熊本駅前
   ゆめタウン光の森、ゆめタウンはません、ゆめタウン大江、ゆめタウン八代、イオンモール熊本 ほか

国際交流祭典 参加

日時:2017年11月25日(土)10:00~15:00
場所:健軍商店街

パネル展示と バザーを行いました。

ボランティア週間 参加

日時:2017年11月4日(土)10:00~15:00
場所:サンロード新市街

バザーを行いました。

ユニセフセミナー 2017

~ネット社会で安心して生きていくためには・・・~

インターネットは、現代社会においてなくてはならないものですが、ファイル共有ソフト等の普及により、子どもたちはネットにかかわる多くの問題に直面しています。今回、ネット社会の闇から自分たち自身をどのように守っていくか、いろいろなデータをもとに参加した中学生、高校生と共に考えました。

日時:2017年7月30日(日)10:00~15:00

会場:熊本学園大学14号館 1411教室

内容:
 10:00 開会

      講話 岩下憲一郎 氏
          熊本県警少年課 少年サポートセンター係長

      講演 竹内和雄 氏 
          兵庫県立大学 環境人間学部准教授

12:00 昼食

12:50 ワークショップ (竹内先生)

15:00 閉会

第25回「アフリカの子どもの日」 in Kumamoto

~共に生きる未来へ~

ユニセフが推し進める持続可能な開発、保健、教育などの問題を改めて問い直し
アフリカと熊本の若者が21世紀を共に生きる未来を築く一助になることを願って
今年も「アフリカの子どもの日」in Kumamotoを開催しました。
シルベスタJ.K.パーカー‐アロテ駐日ガーナ共和国大使やアフリカ諸国19ヶ国から75人の留学生を迎え
熊本の高校生、大学生など3日間で延べ1000人以上の参加がありました。

期日:2017年7月7日(金)~9日(日)

会場:水俣市立水俣病資料館、熊本県立劇場、熊本学園大学 ほか

主催:第25回「アフリカの子どもの日」in Kumamoto実行委員会

7月7日(金)

●水俣訪問

●熊本の子どもたちとアフリカの留学生との交流サッカー

7月8日(土)
●分科会 13:30~15:30  会場:熊本学園大学4号館 ほか
 1)国連の水俣条約を知っていますか・・・井芹道一氏(熊本大学客員教授)
 2)2017年、今再びアフリカは何処へ向かうのか・・・大津司郎氏(フリージャーナリスト)
 3)スワヒリ語の世界から見えるもの・・・木村映子氏(スワヒリ文学研究者)
 4)ティンガティンガの絵を描こう・・・モヨ ムヤ氏(タンザニア アーティスト
 5)アフリカに展開する国連PKOを知っていますか・・・高倍宣義氏(元中央アフリカ、コンゴ民主共和国大使)
 6)自分が生きる~つながる命~・・・永遠瑠マリールイズ氏(ルワンダの教育を考える会理事長)
 7)ガーナの食を楽しもう・・・ハンナ・クウォフィー(ガーナ大使館シェフ)
      会場:慶誠高校調理室
 8)アフリカの音楽(ジェンベ)を楽しもう・・・村本 大氏(熊本ジェンベクラブ代表)
      会場:県立劇場演劇ホール
 9)アフリカに学ぶ・・・和崎春日氏(中部大学教授)
 10)アフリカの子どもと日本の子どもたち

●オープニング・セレモニー 16:00~   会場:熊本県立劇場演劇ホール

●交流会 17:20~19:30  会場:熊本県立劇場演劇ホール ホワイエ

7月9日(日) 会場:熊本学園大学14号館 60周年記念会館
●開始式 9:00

●基調講演 9:20  
  「ガーナ発見、そして、アフリカとガーナの子どもの現状」
  シルベスタJ.K.パーカー‐アロテ 駐日ガーナ共和国大使

●パネルディスカッション 10:10
  「共に生きる未来へ パート1」
 コーディネーター:谷口功(熊本県ユニセフ協会会長)
 パネリスト:
    清水薫(ピッツバーグ大学准教授)
    永遠瑠マリールイズ(ルワンダの教育を考える会理事長)
    ンダギジマナ・ジャスティン(ルワンダ出身、会社員)
    ジェシンタ・カマウ(ケニア出身、九州大学大学院)
    佐藤素安(九州大学4年)
    石松幹久(済々黌高校2年)

●昼食 12:00 アフリカと日本の料理

●分科会報告 13:00

●みんなで考えよう!「共に生きる未来へ パート2」  14:30~16:00

<実行委員会>
企画を進めるにあたり、参加生徒たちと5回の実行委員会を開きました。

第1回実行委員会 5月20日14:00~16:00 場所:熊本県ユニセフ協会事務局
第2回実行委員会 5月27日14:00~16:00 場所:熊本県ユニセフ協会事務局
第3回実行委員会 6月10日14:00~16:00 場所:熊本県ユニセフ協会事務局
第4回実行委員会 6月24日14:00~16:00 場所:熊本県ユニセフ協会事務局
第5回実行委員会 7月1日14:00~16:00  場所:熊本市国際交流会館 地下会議室

<実行委員会の風景>毎回50~70名が参加しました。

「熊本大地震・東日本大震災報告写真展」~あの日を忘れない~

全国から寄せられたご支援と、熊本にある報道各社のご協力により、熊本地震の被災状況や復興へ向けての取り組みを、
自助、共助、公助の観点からとらえた写真の数々を一斉に展示した写真展です。
併せて、2012年から毎年開いていた東日本大震災の写真の展示と講演会も開催しました。
期間中、一万人以上の来場者がありました。

期日:2017年4月10日(月)~21日(金) 展示時間:9:00~17:00

会場:熊本県庁本館及び新館ロビー

主催:公益財団法人日本ユニセフ協会  熊本県ユニセフ協会  熊本県

共催:熊本市     特別協賛:株式会社ツカサ創研

4月10日(月) 12:30から熊本県庁新館ロビーにてオープニング式典が行われました。

オープニングに引き続き
           講演会   13:30~ (県庁本館13階1302会議室にて)
           「熊本地震教訓に学ぶ防災」
            ~もしもに備えるいつも~
          講師: 柳原志保氏 (防災司団k-plus副代表)
東日本大震災と熊本地震の経験をされた柳原さんに、子育てをしながら体験された防災に関するお話をお聞きしました。
日常の生活の中で、普段から非常時に必要になる品物を備え、行動も習慣づけておくと、いざという時にあわてなくて済む、
などさっそく実行できるようなお話をお聞きすることができました。
参加者は40人でした。

4月15日(土) 講演会  14:00~ (県庁新館2階201会議室にて)
           「災害に学び、災害を生き抜く」
           ~東日本大震災とユニセフ人道支援を振り返って~
          講師: 岩佐礼子氏 (元ユニセフ職員)
岩佐氏は、15年間ユニセフで緊急人道支援を担当してこられた方です。
国連の人道支援の仕組みや、避難所キャンプ運営の中で、「子どもにやさしい空間」の必要性について
お話を伺いました。このことは、東日本大震災や熊本地震で被災した子どもたちにも通じることで、
これからの生活に希望が持てるよう心理社会的支援が必要です。

写真展会場風景

期間中、毎日12:30より、新館ロビーにて復興支援コンサートを開催しました。
○コンサートプログラムはこちら

喜多流 花の薪能

ユニセフ協賛 熊本地震復興支援

日時:2017年4月6日(木)午後5:00~

場所:熊本市健軍神社境内

喜多流能楽団体の喜秀会(狩野了一理事長)により、毎年、桜の花の下で奉納されます。
今年は、シテ狩野了一氏により能「忠度」が上演されました。
収益から、ユニセフ活動のために多額のご寄付をお寄せいただきました。

第15回ユニセフ協力活動発表会と講演会

日時:2017年3月11日(土)14:00~16:15

会場:熊本市現代美術館アートロフト

最初に、昨年春インドスタディーツアーに参加した運営委員の西川真由美さんの視察報告を
スライドを見ながらお聞きしました。

次に、この一年間、ユニセフ活動に関わった生徒さんの代表として、3人の方に体験発表をしていただきました。
またフロアーの生徒さんや先生方からも、感想やそれぞれの体験を発表していただきました。

その後、元ユニセフ職員で、臨床心理士の本田涼子氏の講演をお聞きしました。
ユニセフ職員としてガーナで勤務したときのお話や、私たちが日頃交流したり接していない人や事柄、全てが異文化である、
というお話には参加者も目が開かれたようでした。
本田氏は現在、心理社会的ケアアドバイザーとして、東日本大震災や熊本地震の被災地などでも
子どもたちの心のケアに携わり活躍していらっしゃいます。

講演会 「異文化の中で仕事をするということ」
講師 本田涼子氏(元ユニセフ職員、臨床心理士)

高校生、先生方など50人の参加がありました。

年次総会・講演会

日時:2017年2月18日(土)13:30~16:00
    13:30~14:30 総会
    14:30~16:00 講演会

場所:熊本市現代美術館アートロフト、

総会では議案審議に先立ち、毎年多額のご寄付をいただいている喜多流能楽師・狩野琇鵬様と
阿蘇火山博物館(学術顧問の渡辺一徳氏)へ感謝状の贈呈がありました。
(狩野様は昨年夏急逝され、奥様の聖子様が出席されました)
その後、谷口功 熊本県ユニセフ協会会長を議長として、提出議案が審議され承認されました。
後半は、UNICEF東京事務所代表の木村泰政氏を迎え、
ユニセフの活動と役割や、これからユニセフが目指していることなど、わかりやすくお話を伺いました。
参加した高校生からも主体的な発言があり、これから歩んでいく社会できっと役立ててくれるのでは、と感じました。
参加者は60人でした。

講演:「UNICEFの活動と役割」~全ての子どもたちの未来のために~ 
講師:木村泰政 氏 (UNICEF東京事務所代表)

第5回子どもの命と権利を守る活動推進協議会シンポジウム 参加

ネット社会の闇に立ち向かえる子どもたちをどう育てるか
~ネット社会の課題と対策~

日時:2017年2月7日13:30~

会場:熊本県立劇場地下大会議室

<第1部>基調講演:大久保真紀氏 (朝日新聞社 編集委員)
      「子どもたちの声に耳を澄まして~取材の現場から~」

不幸な境遇にある少女たちに寄り添い、長い年月をかけて地道な取材をしてこられたお話をお聞きしました。
信頼できる大人との出会いが少女たちを変え、生きる力をもつようになる、ということがわかりました。

<第2部>パネルディスカッション「ネット社会の闇に立ち向かえる子どもたちをどう育てるか」
 コーディネーター:吉村郁也氏(熊本県国際戦略特別顧問、元熊本県警察本部生活安全部長)
 パネリスト:大久保真紀氏   松本建治氏(熊本県教育委員会高校教育課)
        中村慶治氏(熊本県PTA連合会会長)  園田理美氏(熊本県弁護士会)

参加者は250名でした。

カレンダー募金

東京・銀座・伊東屋さんから提供されたカレンダーを格安で販売し、売り上げを全額ユニセフ募金にするものです。
今年はカレンダーの到着日の決定が遅くなり、ボランティアをしてくれる高校生へ連絡ができませんでした。
カレンダーは実施予定日4日の朝に届き、すぐに下通りへ運び、運営委員13人の参加で行いました。
毎年、楽しみに待っていらっしゃる方もあります。

日時:2017年2月4日(土)14時~16時

場所:下通りZARA前