第29回「アフリカの子どもの日」 in Kumamoto報告
SDGsの視点から世界を考えよう!~私たちの未来のために ~
日時:2021年8月17日(火)13:30〜16:30
場所:熊本県立劇場会議室(Zoomメイン会場)
参加人数 : 172名 (会場とZoom)
「アフリカの子どもの日」は人種隔離政策下の1976年6月16日南アフリカ共和国ソウェトで起きた言語教育の強要に抗議して起こった学生たちの悲劇を忘れないため、1990年アフリカ統一機構(現アフリカ連合)によって制定されました。その日を記念し世界各地で行事が開催されています。ユニセフ熊本では設立当初からアフリカの様々な問題を知ることを活動の中心に「アフリカの子どもの日」in Kumamotoを継続して開催してきました。
◆基調講演 「今求められる真のグローバルリーダー」
講師 和氣邦夫氏 元国連人口基金事務局次長
(アメリカピッツバーグ大学院修士 ユニセフ・インド、バングラディッシュ、パキスタン、ナイジェリア事務所、ニューヨーク本部勤務後、国連開発本部事務次長 国連人口基金事務局次長等国連機関で36年にわたり勤務)

◆ ルワンダからの中継 ウムチョイーザ学園小学生・卒業生の看護師と画家

◆ アフリカで働く日本人



◆ アフリカの子どもの日in Kumamotoに参加したことのあるアフリカ出身留学生


国際社会では、先進国も途上国も共通の目標として、一人一人が包括的、普遍的な問題としてSDGsに取り組むことを目指しています。和氣邦夫先生からは日本が直面する諸問題、変わりゆく国際環境や国内問題のほか、ご自身が国連で経験されたことなどや、多様性を尊重し教養を持ち理解することの大切さを若者へのエールとして話されました。高校生からは、意識の低い人たちをどういうアプローチで奮起させていけばいいのかという質問もあり、これからは平凡では生きていくのは難しいが国外や政治の場に若者や女性も飛び出してほしいと話されました。
また、ルワンダとオンラインで繋ぎ、ウムチョイーザ小学校の生徒、卒業生で芸術家になった人や看護師さんからのメッセージ、日本語の歌や折り紙の披露もありました。アフリカで働くグローバルな日本人として、コンゴ民主共和国で水ガンに取組む歯科医の牧野由佳さん、ケニアからはジェトロの西川荘太郎さんから起業の可能性の高い地域の例として5社の紹介がありました。「NGOアフリカ友の会」代表の徳永瑞子さんは29年間、中央アフリカ共和国でエイズ患者を支援している草の根活動のことを話されました。これまで「アフリカの子どもの日」in Kumamotoに参加した名古屋在住のサリさん、韓国在住のムカビさんも過去にイベントに参加した感想を話してくださいました。






「熊本地震・東北大震災報告写真展~あの日を忘れない~」を開催しました。
「熊本地震・東北大震災報告写真展~あの日を忘れない~」を開催しました。
2016年熊本の地が震度7の大地震で被災してから5年、2011年の東日本大震災から10年の節目に合わせ、被害の記憶や教訓を広く伝える写真展を熊本県庁ロビー(熊本地震75点・熊本豪雨含む 東日本大震災74点)と熊本城ホールロビー(熊本地震48点 東日本大震災44点)の2ヶ所で開催しました。県民の防災意識と復興に向けて官民一体となり「支え合おう熊本、心ひとつに」を念頭に展示しました。
【概要】
日時:2021年4月14日(水)〜27日(火)
第一会場 熊本県庁本館 新館ロビー 日時:4月10日(水)〜27日(火)
第二会場 熊本城ホール 2階エントランスロビー
オープニングセレモニー
日時:4月14日 12:15〜
会場:県庁新館ロビー
初日のオープニングでは、熊本県の蒲島知事から、まだまだ復興は道半ばだが熊本が抱える責務を創造的復興の意志の元で取り組む決意を述べられました。谷口会長からは、ユニセフ写真展開催の意義として、あの日を忘れることなくお互いに繋がることの大事さと、災害で学んだことを今後の復興に生かして前に進んで欲しいという言葉がありました。次に「復興を目指して、現状とこれから」と題して、宮城県南三陸町の佐藤仁町長がリモートで、熊本からは南阿蘇村の木乃内農園の木乃内均会長から報告がありました。南三陸町、石巻市、陸前高田市からは今年まで連続して現地の写真を提供していただきました。2週間の期間中、県庁ロビーでは約3千名の来場者に観ていただきました。



「第1回ユニセフ熊本SDGs学習会」を開催しました。
「第1回ユニセフ熊本SDGs学習会」を開催しました。運営委員筌場佳江さんによりユニセフの歴史、組織、活動、ユニセフ募金について解説のあと、続けて1990年から国際社会が主に途上国支援に取り組んだMDGsから普遍的な取り組みとなったSDGsへの流れとユニセフ活動について丁寧な説明があり、そのあと高校生の司会進行で意見交換をしました。
【参加者】;東京在住の生徒を含むzoom参加高校生;40名
事務所参加高校生;1名
熊本ユニセフ協会
〒862-0949 熊本市中央区国府1丁目11-2
サンアイ水前寺ビル3F
TEL:096-362-5757 FAX:096-362-5758