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活動報告2019年度

2019年の活動報告

ロヒンギャ難民緊急募金とハンド・イン・ハンド募金 報告

2017年の夏にミャンマーで激化した暴力から逃れるために、少数民族のロヒンギャの人々が隣国のバングラディシュに逃れてから2年になります。ユニセフ(国連児童基金)は危機の発生以来、予防接種や栄養治療、不衛生な生活環境から子どもたちの命を守り続けてきましたが、2年を経過した今、生き延びた子どもや若者たちを絶望から救う教育の機会が急務であると捉え、そのためにも今後多くの支援が必要であると訴えています。
熊本県ユニセフ協会では、毎年年末に高校生を中心に街頭募金活動 ユニセフ「ハンド・イン・ハンド募金」を実施していますが、今年は10月、11月に「ロヒンギャ難民緊急募金」を、また12月には「ハンド・イン・ハンド募金」を以下の日程で実施しました。
参加者は高校生を中心に10月は42人、11月は73人、12月の「ハンド・イン・ハンド」は185人で、街往く人々からたくさんの募金が集まりました。

【日時】
<ロヒンギャ難民緊急募金>
2019年10月19日(土)14:00〜15:30
11月16日(土)14:00〜15:30
<ハンド・イン・ハンド募金>
12月7日(土)、8日(日)14:00〜16:00
【場所】(予定)上通り入口、現代美術館エスカレータ前、鶴屋百貨店前、下通り、熊本駅前
イオンモール熊本、ゆめタウンはません、ゆめタウン光の森、ゆめタウン大江 ゆめタウン八代
【主催】 熊本県ユニセフ協会


ロヒンギャ難民緊急募金


ロヒンギャ難民緊急募金


ハンド・イン・ハンド


ハンド・イン・ハンド


ユニセフ「スマホサミット」in 熊本 

近年、子どもたちのインターネット利用に関して子どもたち自身が被害にある事案が増加しています。未来に生きる子どもたちをこのような危機的要素から守るために、熊本県ユニセフ協会では2011年から毎年スマホの問題に取り組んできました。

今回、日本ユニセフ協会の主導により、ユニセフ「スマホサミット」in熊本を開催いたしました。事前に3000人の熊本の中、高校生にインターネット利用状況のアンケートを取り、それを集計し参考データとしました。熊本では特に、なぜ子どもたちはネットでの出会いを求めるのか、午前中は、ネット世代の子どもたちの自由な討論によりインターネット上の安心・安全を子ども自身が考えるワークショップを9つのグループに分かれて行いました。午後は大人も一緒になって議論し、より良いインターネット世界をめざす解決策を模索し、最後に熊本の子どもたちからの提言をまとめました。一日を通してのコーデネーター竹内先生のご指導により、子どもたちからたくさんの意見発表がありました。

ユニセフ「スマホサミット」は全国5カ所で開催され、その後各地区の代表が東京に集まり議論を深め、日本の子どもたちの声を「国連子どもの権利委員会」や「ユニセフ本部」に届けることになっています。

午前中の参加生徒は54人、午後は教育関係者や一般の方など合わせて170人の参加者でした。

日時:2019年11月9日(土)30〜12:00(非公開)
13:00〜16:00(一般公開)

会場:くまもと県民交流館パレアホール

コーデネーター:竹内和雄氏兵庫県立大学准教授
田中慎一郎氏(熊本市教育委員会総合支援課)

主催: 熊本県ユニセフ協会

共催:子どもの命と権利を守る活動推進協議会

企画・運営協力:
国連子どもの権利委員会委員・弁護士 大谷美紀子氏
兵庫県立大学准教授 竹内和雄氏(ソーシャルメディア研究会代表)

参加対象:中・高校生、大学生、一般、自治体関係者


アンケートの結果を見ながら


グループワーク


グループごとに発表


グループ代表のパネルディスカッション


第27回「アフリカの子どもの日」in Kumamoto

~共につながり 共に広がる~

熊本県ユニセフ協会では1992年の設立当初より一番支援しなければならない地域はアフリカであるという認識と、子どもへの支援を優先するユニセフの活動から、アフリカを知ることで私たちの住む地球の様々な問題を考えようと1991年アフリカ統一機構で制定された「アフリカの子どもの日」にちなんで毎年7月に「アフリカの子どもの日」in Kumamotoを開催してまいりました。今年で27回を迎えました。その間、世界は大きく変容し日本とアフリカ諸国との関係も支援から協力、経済的つながりへと大きく変わってきています。

国際社会は2015年、国連で「持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals;SDGs)」を全会一致で採択し、先進国も途上国も一緒に国際社会共通の目標として一人一人が包括的、普遍的な問題として取り組むことを目指しています。

今年も全国から多くのアフリカの留学生を迎え、グローバルな視点から「共につながり 共に広がる」をテーマに様々な角度から学び・交流して、より良い未来を築いていくために今何をしなければならないか、SDGsを念頭に考えていきました。
(SDGsと「アフリカの子どもの日」についてはブログをご覧ください)
参加校は、高校28校、中学校2校、大学5校
留学生とその家族 23か国71人、会員と一般の方、そのほかたくさんのボランティアにお手伝いいただき2日間で述べ約1,000人の参加がありました。

期日:2019年7月6日(土)、7(日)

会場:熊本県立劇場演劇ホール 熊本学園大学

内容:7月6日(土)(会場:熊本県立劇場)

11:30〜12:30
■講話【会場】2F会議室
「水俣病から学んだこと~正直に生きる~」講師:緒方正実氏(水俣病資料館 語り部の会会長)

14:00~
■オープニング【会場】演劇ホール
ジェンベの演奏・必由館高校の和太鼓の演奏
■基調講演
「子どもたちはコンゴ民主共和国民主の経済発展の原動力」
ディディエ=ラマザニ・ピン・キティマ駐日コンゴ民主共和国特命全権大使
■ディスカッション
「大使と語ろう」
ディディエ=ラマザニ・ピン・キティマ駐日コンゴ民主共和国特命全権大使
高倍宣義氏(元コンゴ民主共和国大使)
●コーディネーター:谷ロ功(熊本県ユニセフ協会会長)

17:00~
■交流会 【会場】演劇ホール ホワイエ

7月7日(日)【会場】熊本学園大学
■開始式     9:00~ 【会場】高橋記念ホール
「ユニセフとSDGs」早水 研 日本ユニセフ協会専務理事

■分科会     10:00~12:00  【会場】4号館教室及び高橋記念ホール
① ルワンダ紛争から25年~ジェンダーの視点から~・・永遠瑠 マリールイズ氏(ルワンダの教育を考える会理事長)

② 水俣を通して地球環境を考えよう・・・・・・・・井芹 道一氏(熊本大学客員教授)

③ ジャーナリストが見たアフリカ・・・・・・・・・大津 司郎氏(フリージャーナリスト)

④ グローバル時代の日本とアフリカ~共に生きるために・・和崎 春日氏(中部大学教授)

⑤ もっと知ろう!アフリカと日本・・・・・・・・高倍 宣義氏(元コンゴ民主共和国大使)

⑥ アフリカと私・・・・・・・・・・・・・・澤良世氏(元ユニセフ広報官)

⑦ アフリカと日本の文化に触れよう・・・・・・・・・・・・木村 映子氏(スワヒリ文学研究者)
7-A スワヒリ語を楽しもう 7-Bお互いの遊びを体験しよう

⑧ アフリカの音楽(ジェンベ)を楽しもう!・・・・・・・・・・・・村本大氏(熊本ジャンベクラブ代表)

■ランチ交流会  12:20~13:15  【会場】学生食堂
■全体会     13:15~15:45  【会場】高橋記念ホール

<実行委員会> 実行委員:140人(うち高校の先生7名含む)
企画を進めるにあたり、参加生徒とともに実行委員会を開きました。

第1回実行委員会 5月11日(土)14:00~16:00 場所:アートロフト
「アフリカの子どもの日」とは 映画「遠い夜明け」の鑑賞

第2回実行委員会 5月25日(土)14:00~16:00 場所:県協会事務局
分科会について

第3回実行委員会 6月8日(土)14:00~16:00 場所:パレア和室
谷口会長の講話 分科会ごとの話し合い

第4回実行委員会 6月22日(土)14:00~16:00 場所:熊本学園大学
全体の流れの説明、担当者決め

第5回実行委員会 6月30日(土)14:00~16:00 場所:大江公民館
分科会・全体の流れ、役割確認 花笠音頭の練習

講師との打ち合わせ 7月5日(金)16:30~ 場所:県協会事務局

「熊本大地震・東日本大震災報告写真展
~あの日を忘れない そして2019~」

熊本地震から3年。報道各社のご協力により、被災状況や復興へ向けての取り組みを展示した写真展です。
併せて、2012年から毎年開いていた東日本大震災の写真の展示も開催しました。
(熊本地震114点 東日本大震災87点 計201点)
連日、多数の方にご来場いただきました。来場者総数1734名でした。外国からのお客様も多く、熱心にご覧いただいていました。また、涙をぬぐいながら見られる方や、「決して忘れません。東北から応援しています。力を合わせて前進しましょう!」というメッセージを書いてくださった方もおられました。

期日  :2019年4月9日(火)~21日(日) 15日(月)は休館日
展示時間:平日  9:30~18:30(入館は18:00まで)
土・日 9:30~17:15(入館は16:45まで)

会場:熊本県立美術館分館(熊本市中央区千葉城町2-18) 1階展示室1 4階展示室3

主催:公益財団法人日本ユニセフ協会  熊本県ユニセフ協会  熊本県

共催:熊本市     特別協賛:株式会社ツカサ創研

第17回ユニセフ協力活動発表会

【日時】2019年3月9日(土)14:00〜16:00
【会場】熊本市現代美術館アートロフト  熊本市中央区上通町2-3

参加者は、生徒、学校関係者の36人を含み合計50人でした。

最初に熊本県ユニセフ協会谷口功会長から主に高校生に向けて「グローバル社会で活躍できる人財に~専門性と広い視野の両面のを持つ~」と題して講話がありました。自分の将来を考えるのに役に立った、との感想も多かったです。
1.グローバル社会への対応
2.期待される人財とは(変わる教育)

次にアフリカのブルキナファソへのスタディーツアーに参加した筌場よしえ運営委員の視察報告がありました。
実際に先週見て来たばかりの現地の学校の子どもたちの様子を聞いたり、動画で見ることができたのがとても良かったようです。ブルキナファソのリアルな姿に高校生たちは、何を考え、何を感じたでしょうか?

この1年間、ユニセフ活動に関わって来た生徒さんによる体験発表がありました。
フロアから発表者への質問なども活発でした。
その後,「アフリカの子どもの日」のサブテーマを話し合いました。

熊本県ユニセフ協会総会・ユニセフ講演会

【日時】2019年2月23日(土)
【会場】熊本市立図書館ホール  熊本市中央区大江6-1-74 (TEL:096-363-4522)
1)総会 13:30~
【付議事項】1)2018年度活動報告・決算(案)
2)2019年度活動計画・予算(案)

熊本県下の賛助会員や理事の出席のもと、県協会の年次総会を開催しました。
谷口功熊本県ユニセフ協会会長が議長を務め、議案の審議が行われました。
2)講演会 14:30~16:00

『未来から考える「今」の課題の解決』
講師:蟹江 憲史 氏(慶応義塾大大学院 政策・メディア研究科教授)

総会後に催された講演会は高校生(76名)、会員など120名の参加者でした。SDGsのバッジの話、万博やオリンピックとの関係など高校生にも取り組みやすいような話に始まり、SDGsとは何かのお話がありました。中でも「SDGsは17冊の問題集。しかも答えしか書いていない問題集」という例えは高校生のみならず大人もSDGsがとらえやすかったように思います。やがて話は、地球の状態をグラフで分かりやすく説明され、まさに1950年がターニングポイントになっていたことが深く印象に残りました。また、政府がSDGsに取り組む団体を表彰することや各自治体の取り組みも提示され、具体的にどういう取り組みがあるのかを考える契機になると思いました。
昨年11月のユニセフセミナーに続いての出席の高校生も多数見られ、質問も核心をつくものでした。

<講師プロフィール> 蟹江 憲史(かにえ のりちか)
北九州市立大学講師、助教授、東京工業大学大学院准教授を経て2015年より現職。
日本政府SDGs推進本部円卓会議委員、内閣府自治体SDGs推進評価・調査検討会委員など各種委員を兼務。
SDGs研究の第一人者であり、研究と実践の両立を図っている。
国際的、国内的にSDGsやSDGsの普及啓発を中心に多方面で活躍中。

カレンダー募金及びシリア緊急支援募金

東京銀座・伊東屋さんから提供されたカレンダーを格安で販売し、その収益を全額ユニセフ募金にするものです。 併せて、シリア緊急支援募金も行いました。 この冬一番の寒さの中、50人を超える高校生と先生、運営委員などの参加で行いました。 毎年、楽しみに待っていらっしゃる方もあり、たくさんの方々からの温かいご支援をいただいたことに感謝します。

日時:2019年2月9日 14:00~16:00
場所:下通りアーケード旧ZARA前、鶴屋前、びぷれす広場、角マック前