【報告】2023ユニセフ講演会・シンポジウム
2023ユニセフ講演会・シンポジウムを開催しました
開催日:2023年11月29日(水) 14:00〜16:00
会場:市民会館シアーズホーム夢ホール
参加人数:720名(中学生・高校生・一般)
昨年に引き続き、国連事務総長特別顧問の高須幸雄氏を迎え、基調講演及びシンポジウムを開催しました。この会を通して今私たちは何をすべきかを会場の中学生、高校生、一般参加者とともに考える良い機会となりました。
講演では高須幸雄氏は「SDGsの理念と人権を大切にするにはどうしたら良いか?」をテーマに子どもの権利条約を軸に現在の世界情勢(紛争、気候変動、海面上昇、難民、コロナ)と人間らしい生活、1人ひとりの尊厳について講演されました。
シンポジストとしてお迎えした「NPO法人ホロコースト教育資料センター理事長」の石岡史子氏は歴史とどう向き合うか?歴史から学ぶことができるのか?ホロコーストを題材にして1人ひとりの人権を皆で考えることの大切さを話され、また、「熊本市校区社協連絡協議会事務局長」の鳥崎一郎氏は地域に関わることによって課題を見つけてどうすればいいかを常に考えており、地域社会でつながることの大切さを学ぶことができました。
シンポジストとして登壇した中高校生たちは、7回の実行委員会を重ね「不平等」「戦時下の子ども」「幸福度」の3つの課題に絞り子どもの権利条約の基本理念を念頭において考えをまとめていきました。当日はこれまでの集大成の発表となりました。会場からの質問にも対応し、会場の参加者とともに人権とはなにか?人の尊厳とはなにか?をじっくり考える濃密な時間になりました。